円安の波に乗ってみる

アベノミクスやら三本の矢やら賑やかな昨今。
私個人は昨年秋の衆院選以降の景気動向の恩恵はまだそれほど実感していませんが、ここ最近はニュース等で経済の明るい話題が報じられていますよね。
昨日の日経新聞には、ゴルフ会員権が値上がりしてるという話や1台1500万円するベンツが売れ始めたという話が載っていました。日本株リーマンショック前の水準に近づきつつあるそうですし、為替もどんどん円安になってきています。

 【ニューヨーク時事】週末8日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、市場予想を大幅に上回った2月の米雇用統計を受けて売られ、急落した。円は一時1ドル=96円60銭と、2009年8月13日以来約3年7カ月ぶりに96円台を付けた。午前9時現在は1ドル=96円15〜25銭と、前日午後5時(94円78〜88銭)比1円37銭の大幅な円安・ドル高。
 米労働省が発表した2月の米雇用統計では、非農業部門の就業者数は前月比23万6000人増と、市場予想(ロイター通信調べ)の16万人を大幅に上回ったほか、失業率も7.7%と前月から下落した。これを受けて、米景気先行きに期待が広がり、円売り・ドル買いが進行した。
 また、堅調な欧州、アジア株価を背景に投資家らのリスク回避の動きが後退したことから、比較的安全な資産とされる円を売る動きも強まり、円相場を押し下げている。
 ユーロは米雇用統計を受けて円売り・ユーロ買いが強まり、対円では一時1ユーロ=125円98銭と、2月13日以来約3週間ぶりの高値を付けた。同時刻、対円では同124円95銭〜125円05銭(前日午後5時は124円26〜36銭)、対ドルでは1.2990〜3000ドル(同1.3103〜3113ドル)、。(了)

深夜に上記のヤフーニュースを見て、私もこの円安の波に乗ることにしました。
といっても今から投資を始めるという訳ではなく、その逆です。利益確定のタイミングを図っていた外貨預金の米ドル定期をTTB=95.79で円転しました。これで、今まで持っていた外貨預金は全て整理されたことになります。
よーし、すっきりしたー!


今後さらに円安が進み為替レートが100円までいくのでは、との予想が各種経済誌に載っていることも承知しています。
でも、そもそも為替の勉強のために始めた外貨預金だし、お小遣いの足しにになればいいと緩い感覚でやってきたので、小額でも差益が出れば手元に利益を確保してしまうことにしました。欲張らず、がコンセプト。
我ながら、つくづく小心者だなぁと思います……(笑)
よく言えば堅実派?


私が外貨預金を始めたのは2009年11月です。当時、円ドル相場が80円台に突入した直後に米ドルを買い始めました。
その後は1〜2万円ずつ円高になるたびにチマチマと追加購入を繰り返し、同時に2年弱に及ぶ塩漬け状態も味わい、2010年に豪ドルの、2011年にはユーロの外貨口座も開いたりしつつ、気付いたら早3年3ヶ月が経過。
豪ドルとユーロは数ヶ月持っただけですぐに円転してしまいましたが、米ドルは意外と長くやってたなー。


期間が長い割りに、ご覧のとおり(↓)利益が少ないのが悲しいところですが。3通貨合計でも3万4千円程度……。
まぁ、でも、もともとの投資額が少ないので仕方ないんですけどね。



【米ドル】

  • 預入円貨額合計:268968円
  • 払戻円貨額合計:298175円 
  • 利益     : 29207円


【豪ドル】

  • 預入円貨額合計:40000円
  • 払戻円貨額合計:43945円
  • 利益     : 3945円


【ユーロ】

  • 預入円貨額合計:20000円
  • 払戻円貨額合計:21210円
  • 利益     : 1210円

でも、外貨預金楽しかったなー。
商品性はシンプルだし、銀行によっては金利優遇や為替手数料優遇のキャンペーンをよくやっていて利用しやすいし、塩漬け期間に突入しても長く腰をすえて円安になるのを待っていればいいのだから特にドキドキハラハラすることもなく私は結構楽しんでやれたなと思っています。
なにより為替に敏感になるので、日々の経済ニュースにも自然と関心が向くようになります。

最近は手数料や税金の安いFXが人気で、外貨預金をやる人は減っているとは思いますが、やってみると外貨預金も案外悪いものでもないかなぁと思います。




ところで、外貨預金以外に投信も持っているのですが、そちらは残念ながら現状まだマイナスで……。このアベノミクスでの回復に期待です。